意外に出来ていない発音【有気音】
みなさん突然ですが
有気音と無気音をご存知ですか?
簡単なのに
忘れてしまうこと
それは
「有気音と無気音をしっかり発音し分けること」
です。
「そんなのわかっているし簡単じゃん」
と思うかもしれません。
私はこんなことできている、
もう今更気にする必要ない
と思ってました。
でも、授業を受けているある日のこと
「あなたの"ch"の発音があまりよくない」
と授業中に先生から注意されました。
何度も何度も"ch"が入っている
単語を発音させられました。
「口先に勢いよく息を当てて割り開け、破裂音のような音を出して」
言われたとおりにしているのに
一向にOKが出ない。
何がダメなのかわからない
でも発音続けないと…
ようやく先生が発音させるのを止めた時
それでもやはり
「有気音が出来ていない」
こう言われました。
思いもよらない指摘にへこみました…
この時私は
「有気音の発音が出来ていない」
ことに気づかされました。
日本語は息の強弱を変えずに話しても
意味が通じます。
しかし、日本人が意識せず中国語を話すと、
中国人には全て「無気音」に聞こえてしまい、
意味が伝わらない可能性があります。
「有気音と無気音の違い」
この単純で基礎的なところで
困ってほしくありません。
"ch"にかぎらず、いろいろな音で
「息を破裂できているか」
このことによくよく注意してください。
じゃあどうすれば
キレイな有気音の発音ができるのか?
今回は私が実際に有気音ができるようになった
「有気音の発音トレーニング」
をお伝えします!
ズバリ、
「段階を意識しながら発音すること」
です。
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【po】閉じている唇に勢いよく息を吐き当てて口を「ポ」の形に開き発声します。
【ta】上の歯の付け根に舌をつけます。口の形は横に大きくしっかりと伸ばして「t」の形に。閉じている唇をこじ開けるように意識して息を吐きだして「t」の音を出しその後すぐ「a」を発声します。
【ka】唇を閉じて息で唇をこじ開けるようにしてしっかりと大きく縦に開き「k」を発声した後、息を出し続けて「a」を発声するイメージです。
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「こんなの余裕でできた」
そう思うかもしれません。
私もはじめは思っていました。
でも、これで
散々注意しても
直らなかった私の発音が直りました。
そして何より、
これは日本人だから起こる問題です。
有気音は日本語の発音には
あまりありません。
もごもご話しても通じますし、
息の強弱を気にしなくても
会話をする上でそこまで重要ではありません。
だから
出来てる風の発音になってしまうのです。
だからこそ、意識的に点検する習慣をつけましょう。
思いっきり息を破裂させて
「有気音マスター」になりましょう!!