やっかいな“そり舌音”をマスター!
中国語を始めて一度は苦労する
でも日本人なら覚えていた方が良い
発音しにくいフレーズ
“我是日本人。
Wǒ shì Rì běn rén。”
“日本”の“日 ri”
この「そり舌音」が
なかなか難しい…
日本語にない音だから想像しにくい
よく見てきた英語の「r」とも違う発音で
もちろんローマ字の「r」でもない
舌をそると言われても
どのくらいそればいいかわからないし
お手本を聞いてもイマイチ
イメージがつかめない…
このやっかいな「そり舌音」
実は、そり舌音を100%正確に
発音できる中国人は一部の北の方の人だけで
それも人によって癖がすごいのです。
ひとそれぞれとも言えます。
それに、“日本“は中国人にとっても
馴染みのある単語のため
多少発音が違っても問題ではありません。
つまり、「正しい発音」にこだわって
あやふやな発音をするよりも
「言い易く」「通じ易く」
発音できるようになることを目指す方が
実用的です。
今回は以上のことを踏まえた上で
①"r"の特徴
②”r”の発音方法
③”r”の発音練習
に分けて"r”をお伝えします!
①"r"の特徴
まず、先ほどもちらっと言いましたが
英語の"r"とは異なります!
このことを忘れてしまうと
いつまでも中国語っぽくなりません。
英語の"r"は舌がどこにも触れないため
クリアな音になります。
しかし中国語の"r"は濁っています。
とがった勢いのある音になります。
では実際に発音していきましょう!
②”ri”の発音方法
中国語の"r"は
1.丸めた舌を上あごにつける
2.舌と上あごの間に狭いスキマから
勢いよく息を出す
このように音を出します。
舌と上あごをくっつけようとするだけで
自然にスキマができる為
スキマは意識しすぎなくても大丈夫です。
あごにつけるのは
舌の先端ではなく少し奥です。
あごは、歯から奥に舌を添わせたとき
少し盛り上がっている部分につけます。
そして口が整ったら
息を勢いよく吐き出します。
すると
「ズズズズー」といった
摩擦音がなります。
これが中国語の”r”の特徴です。
③”r”の発音練習
それではあの難しいフレーズ
“我是日本人。
Wǒ shì Rì běn rén。”
にチャレンジしましょう。
二カ所”r”が出てきますが
はじめは母音と子音を区切るくらい
ハキハキ発音します。
慣れてきたら滑らかに発音しましょう。
いかがですか?
コツをつかんでくれば
あなたが言いやすい形を見つけられると思います。
基本の舌の位置と
摩擦音を出すことに気を付けていれば
正しく通じます!
その時に自分の発音に心配をせず
さらっと伝えられるように
今から練習しておきましょう!